西日本連合ニュース

  去る8月19日、西日本連合本部、名古屋にて愛知OPが皆さまの協力の下、無事開催された。
 また、同時に開催された西日本総会では、JAWAとの交流や付き合い方、有り方の有無、良悪
 についてを議題として話し合われ、多種様々な意見が挙げられたのでここに紹介したい。

AJAFは開かれた団体である

 まず、忘れてはいけないのがAJAFの基本理念である。「常に門を開き、誰しも受け入れる団体
 であるべき」開かれた団体、を主張したのが、私塾長であり、福森理事で、この意見には、殆ど
 の役員が賛成意見であった。(JAWA選手もアーム仲間であると考え)

やみくもに開かれた(オープン)を発信すれば、秩序が保てない 

 新井常任理事の意見も奥深い。やみくもに何でもかんでもOKを出すと、自分たちがAJAFの
 選手(メンバー)であると言う誇りが持てなくなる。AJAFはA-2があり、若手や底辺を大切にする
 楽しい団体で、「俺はAJAFの人間なんだ」と言う自覚が欲しい、との意見も出た。

 では何が?問題はJAWA登録をするか、ということである

 片山常任理事いわく、では、うちの落合や原田が関西OPなどでどれだけ通用するのか、など
の興味や夢のようなものはどうななか、との意見もあり、これには私も含め、ほぼ100%の
役員が「JAWA側がOKなら出ても良いのでは」と賛成しており、やはり開かれた団体、を望む
声が聞かれたのだが、先ほどの新井常任理事ではないが、モラルや秩序の問題も軽視出来ず
出た答えが、「JAWA登録、もしくはJAWA主催の選手権の出場はNG」と相成った。
 
  AJAFの誇りを しかしJAWAには敬意を

 ここで書くのもどうか、だが、この日本にアームレスリングを持って来て、死ぬような努力をして
普及、浸透させたのは遠藤光男JAWA会長であり、遠藤さんやJAWAへの敬意は絶対に忘れては
ならない。JAWAとて同じアームを志す仲間であり、JAWAの受け入れさえあれば、交流も良い
し、試合に出るも出てもらうも良いのではないか、との意見が占めていた。しかしAJAFである
誇りを持って欲しいと言う意見もあり、AJAF全日本何連覇もした新井成満氏や私野中塾長が一切
JAWAの試合に関係しないことにも和田理事などが触れ、やはり選手権などは各団体重んじて、
参加しない事を訴えた役員も多く見られた。
 日頃JAWAの談話をよくよく講ずる三木副会長が比国親善による所用ということで欠席され、三木
副会長の意見が聞けないのが残念であったが、結論、せっかく創った西日本連合、これからも
皆が協力し合い、仲良くしようということで会議を終えたことをここにお伝えします。
                    愛知オープン試合速報
                            ベストバウト(最高試合)
   福森VS山田剛(左)  落合VS井口(左無)  原田VS宮本(右無)
MVPに輝いた福森の気合いに満ちた試合は見ていて気分がいい。全勝で勝ち上がった福森に、
古豪、剛が挑んだ一戦はバチバチのがっちり戦へ。見事ねじ切った剛が勝利したが、その勝負
スタイルを買われ福森がMVP。体重2倍対決は井口に軍配となったが、落合は負けて尚強し、
の印象を会場全体が包んだ。全日本でも活躍する原田、宮本はやはり熱戦、原田の押さえが
宮本の「ヤッほー」めくりを完全に押さえこみ、原田が優勝をさらった。
                          悲願の初優勝(A2新時代)
 
愛知三浦は仕事がら中々試合に出れないが、私の目で見て西日本1,2を争うアーム好人間で、
ついに優勝を射止めた。同じく愛知朱宮に松根、大阪赤松もうれしい初優勝。女子では、実力者
あっこを右で岐阜竹中あやね、左で静岡早瀬が敗り、堂々の優勝。県右無差別の大混戦を制
したのは、岐阜の努力家、竹中。西のA2新時代、幕開けの様相である。
                          古豪奮闘(渋い中堅たち)
 土佐、和田に三重、小川、愛知梅村に土佐、西村。 静岡うるしバターに大塩。山田樹木は
新鋭、大阪の星、全日本2位の大西コージを倒して見せた。大西は2階級に挑戦(本来はNG)
で78では西村に次ぐ2位となったが、70では苦杯を舐める形となった。
 和田や梅村は古豪であろうが、しかし小川やバター、大塩に西村も常連組。バターは格上挑戦
だったが決勝まで這いあがって根性をみせてくれた。
 さて、そんな皆の熱い戦いで大成功を収めた愛知大会であったが、やはり西日本の選手役員
皆様の協力なくしては決して成し得ぬ事。これからも西日本一致団結して皆が成長伸び行く
事をここに望みます。では本当にお疲れ様でした。皆、いつもありがとう
                 2012年8月末日   発行人  野中塾長